サマータイム制導入論への疑問
本日の読売新聞朝刊で、福田首相が2010年にもサマータイム制を導入することを表明するということが報じられています。サマータイム制の是非はディベートの定番論題で、以下の論点が知られています。
・日本は欧米諸国より緯度が低く、夏と冬で日照時間の違いが欧米諸国ほど大きくないため、メリットは少ない。
・サマータイム制は、夏の間のサービス残業に結びつきやすい。
・省エネルギー効果は朝の冷房や夕方の屋外照明などに限られ、人々の余暇活動が活発になるとかえってエネルギー消費が増える可能性がある。
・年に2回の時計切り替えが混乱を招く。また、春の切り替えで朝1時間早く活動することの負担が大きい。
地球温暖化対策で何かをしなければまずいということなのでしょうが、サマータイム制の導入には慎重な姿勢が求められます。
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