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April 2011

2011.04.24

「教科教育科学特論I」の資料

 今年度より千葉大学大学院教育学研究科が改組となり、新たに学校教育科学専攻と教科教育科学専攻の2専攻体制となりました。
 私は教科教育科学専攻の言語・社会系の担当となり、個人で担当する科目のほか、専攻必修科目の「教科教育科学特論I/II」を他の教員とともに担当しています。各教科・領域を俯瞰しつつ、学生が自分の教科について広い視野で考えられるようにしようという科目です。教科や専門の枠を超え、教員も学生も議論します。おそらく他の大学でもあまり例のない、挑戦的な授業だと考えています。
 4月13日(水)の第1回では、鶴岡教授と藤川より授業全体を見通した問題提起を行いました。簡単なレジュメですが、藤川の資料を以下に掲載させていただきます。

****************************************************************

授業実践開発から見る教科教育科学(人文社会系の課題を中心に)

                                     藤川大祐

1.「地震による風評被害」について

・中越地震における新潟県湯沢町の取り組み
・メディア論と教科教育の関係
・カナダの英語教育とメディアリテラシー

2.「教科専門」と諸学問

・中学校社会科の「教科に関する科目」は、日本史及び外国史、地理学(地誌を含む。)、「法律学、政治学」、「社会学、経済学」、「哲学、倫理学、宗教学」。一種免許の場合、各教科一単位以上、計二十単位を修得することとされている。(小学校免許については、「社会」としか定められていない。)
・たとえば、新学習指導要領の中学校社会科の内容に「民主政治の推進と,公正な世論の形成や国民の政治参加との関連について考えさせる」とあるが、政治学やメディア論を学ばなくても中学校社会科免許は取得できる。
・「学んでいないことを教える」ことを可能にする教科専門の指導はいかにして可能か。

3.「教科専門」に求められるもの(私見)

・背景学問のメタ的な見方(「○○学史」「○○哲学」等の視点、たとえば「国語学」とは何か)
・背景学問と社会(特に職業)との関係(テレビ局と日本語、多国籍企業社員にとっての英語等)
・背景学問におけるアウトリーチの検討(教養本、教養講座をどう見るか)

4.「教科教育学」そして「教科教育科学」に関して

・特定の教科が何であったかの研究は可能。しかし、今後どうあるべきかの研究はいかにして可能か。
・特定の教科にしか適用できない教科教育法とはどのようなものか。他の教科でも、似て非なることを扱っているのではないか。
・「背景学問の専門性」、「教科の専門性」、「新たな教科教育の創出」それぞれに飛躍がある。各教科の教科教育学には、こうした飛躍をどう扱うかが含まれるはず。
・個々の教科教育学を超えた、一般的な教科教育学、さらには教科教育科学がありうるか。目指されるべきか。

2011.04.15

子どもたちが「放射能がうつる」と差別された件の報道について

 4月13日付で毎日新聞が「東日本大震災:「放射能怖い」福島からの避難児童に偏見」という記事を配信し、その後も共同通信が記事を配信していて、いくつかの新聞でこのことが取り上げられています。
 毎日新聞の記事の一部を引用します。

 兄弟は3月中旬、市内の公園で遊んでいると、方言を耳にした地元の子供たちから「どこから来たの?」と聞かれた。兄弟が「福島から」と答えると、みな「放射線がうつる」「わー」と叫び、逃げていった。兄弟は泣きながら親類宅に戻り、両親らは相談。「嫌がる子供を我慢させてまで千葉にいる必要はない」と考え、福島市へ再び避難した。

 「放射線がうつる」などという差別はあってはならないことであり、このような差別について報じることは必要なことと考えられます。
 ただし、注意しなければならないのは、この出来事が起こったのは「3月中旬」ということです。大地震が起こったのは3月11日であり、3月中旬ということであれば地震が起きてから10日未満の状況だったことになります。震災後1ヶ月が経過した現在とは、状況が大きく異なっていました。
 毎日新聞の記事は、見出しにもリードにも「3月中旬」という言葉がなく、本文をしっかり読まないとあたかもつい最近起きた出来事を報じているかのような誤解を与える記事だったと言えます。

 さらに、あえて「3月中旬」を飛ばして報じるメディアも出てきました。本日4月15日(金)のテレビ朝日「やじマル」では、この件を報じたサンケイスポーツの記事を紹介していましたが、記事中の「3月中旬」という言葉に傍線を引かず、飛ばして読んでいたのです。意図的に「3月中旬」という情報を飛ばして報じたと言われても仕方がない状況です。いたずらに不安をあおる扱い方がなされていたと言わざるをえません。

 先ほど、テレビ朝日のホームページから以下の意見を提出しました。テレビ朝日には真摯な対応を求めたいと考えます。

 本日4月15日(金)の「やじマル」で、サンケイスポーツの記事を取り上げ、福島県から来た子どもたちが「放射能がうつる」と差別されたという件を報じておられました。この出来事は「3月中旬」のことと元の記事には書かれていましたが、「やじマル」ではあえて「3月中旬」ということを飛ばして紹介していました。大地震直後の混乱した状況での出来事を、あたかも大地震から1ヶ月が経過した現時点でのことと誤解されるような取り上げ方の意図を理解しかねます。むしろ「3月中旬」を強調し、慎重に受け止めることを促すべきではないでしょうか。風評被害を起こすような報道がなされないよう、ご対応をお願いいたします。

2011.04.14

金子書房より新刊『学校・家庭でできるメディアリテラシー教育』発売

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 このほど金子書房より新刊『学校・家庭でできるメディアリテラシー教育』が発売となりました。現在Amazonでは購入できないのですが、セブン&アイビーケーワンビッダーズe-honでは購入可能です。
 これは、『児童心理』の6回×2シリーズの連載をもとに、大幅に加筆修正したものです。主な内容は以下の通りです。このところ携帯電話に関わる問題について多く執筆してきましたが、今回の書籍では最新のデータを掲載しています。また、練馬でプロジェクトが進められているアニメーションのことや、レコード会社等と取り組みを進めつつある音楽著作権のこと、情報発信でますます重要となっている広報・PRのこと等も取り上げています。

Ⅰ メディアリテラシー教育の基礎・基本
 1章 テレビやゲームとどうつきあうか
      ~家庭で始めるメディアリテラシー教育
 2章 アニメーションから学ぶメディアのしくみ
      ~静止画に命をふき込む
 3章 「無料」のワナにだまされるな
      ~詐欺サイトと送り手の意図
 4章 著作権を守る、著作物を使う
      ~違法ダウンロード防止から新たなルールへ

Ⅱ ネット・ケータイのトラブルを防ぐ
 5章 うちらのコミュニケーション
      ~メールと同調圧力
 6章 「ケータイ依存」と心身の健康
      ~メディアとストレスの関係を学ぶ
 7章 見せかけだけの優しい大人
      ~ネットと福祉犯
 8章 保護策とリテラシー育成とのバランス
      ~フィルタリングをめぐって
 9章 「認められたい」子どもたちのトラブル
      ~プロフと暴力

Ⅲ メディア社会を生きる
 10章 変わるメディア、新しいトラブル
      ~急速に変化するメディア状況に対応するために
 11章 時事的問題としての携帯電話
      ~ディベートで高めるメディアリテラシー
 12章 消費者教育とメディアリテラシー
      ~ネット社会の新しい常識
 13章 広告とは違う情報の伝え方
      ~社会を動かす広報・PRを学ぶ
 14章 「利他的な夢」とつなげるために
      ~社会をよくする手段としてのメディア


2011.04.13

千葉大生のためのボランティア情報支援プロジェクト「From Chiba」

 私の研究室や企業教育研究会参加の学生たちが、積極的に被災地支援の活動を進めてくれています。震災直後より福島県田村市を情報支援するプロジェクト「SAVE TAMURA」を進めていますが、これに加えて千葉大生のボランティア情報を支援する「From Chiba」というプロジェクトがスタートしています。
 「From Chiba」では、学内外のさまざまな方々と連携し、千葉大生が被災地復興に最大限貢献し、学生たちにとっても意義のある経験ができるよう、被災地支援ボランティアの情報に関わる支援を進めています。iSPP情報支援プロボノ・プラットフォームとも連携していて、iSPPでのご縁で4月14日(木)には千葉大学でボランティア情報入力の活動の説明会を開催することにしています。
 皆様のご理解、ご協力を賜りたく、お願いいたします。

2011.04.09

高校生に「学問と社会はどのようにつながっているのか?」をテーマに講演

 本日、県立千葉東高校のスプリングセミナーにお招きいただき、入学直後の1年生のみなさんに講演させていただきました。答えのない問題に向かい、自分が社会とどう関わるかを問い、社会への貢献を目指してほしいということをお話しさせていただきました。

 以下がレジュメです。


学問と社会はどのようにつながっているのか?
                      千葉大学教育学部教授 藤川大祐

1.答えのない問題がある
・自分以外の約数を加えると自分と一致する自然数、「完全数」。(『ゼロから無限へ』講談社ブルーバックス)
・ディベート甲子園の論題「積極的安楽死の合法化」「国会一院制」「労働者派遣禁止」「18歳以上に選挙権・被選挙権」「炭素税導入」、そして「原発を代替発電に」…
・「私は社会の中でどう生きるべきか」という問題

2.「本当の自分」はどこにある?
・答えは自分の中にはない
・状況の中で活動することで、出てきてしまう自分
・人はすぐには変わらない、時間をかければ変わる
・できない自分/他者を嫌うのでなく、成長できる自分/他者を愛する

3.答えを目指した先人たちに学べ
・教えてもらうことを待つ必要は全くない
・口べたでもあがり症でもかまわないので、質問しよう
・考え、議論し、本を読み、やってみれば、答えまでの距離が見えてくる
・テレビ局の人は、100の情報、50の電話、25の取材、10のロケを経て1つの番組をつくる

4.大学を目指すなら
・自分のために学ぶのでなく、社会に貢献するために学ぶ
・学問は、社会とつながる(現在の社会とかもしれないし、未来の社会とかもしれないが)
・やりたいことがなくても、自分に与えられた使命は見つかるはず
・大学教員の本を読み、キャンパスを歩き、教員や学生と話そう(サイエンスキャンプ等もある)
・受験に必要のない学習ができなければ、大学生活はきつい

5.社会人になるために
・中途半端な経験に価値はなく、大人が驚く大胆な経験に価値がある
・向いている仕事でないところに、活躍できる場所があるかもしれない
・会社には「してもらう」のでなく「してあげる」
・体力と精神力(ストレスマネジメント力)、コミュニケーション力が基本

4/23(土)メディアリテラシー教育研究会 積極的に情報発信する中学生、西田成佑さんを招いて

★□---------------------------------------------------------------□★
      第28回メディアリテラシー教育研究会のご案内
★□---------------------------------------------------------------□★

 インターネットが一般にも広がったことで、子どもがインターネットを通じ
て情報を送ったり、受け取ったりする機会が増えていますが、それに伴い、イ
ンターネット上に溢れている情報を適切に取捨選択し、活用する技術を身につ
けることの重要性が広まってきました。最近ではネット上でトラブルに会う子
どもが増加していることもあり、いかに被害を防ぐかという点で対策が進めら
れてきました。

 ただ、インターネットにはネガティブな側面だけでなくポジティブな側面も
あります。情報を簡単に不特定多数に向けて発信できたり、多様な考え方に触
れることができたりする、というインターネットの特性を子どもが活用するこ
とで、青少年の考え方や意識にも大きな影響を与えることが予想されます。

 今回は、インターネットで積極的に情報発信をされている西田成佑さんをお
招きし、ご自身のインターネット利用、SNSの活用についての話を伺います。
伺った話の中から、青少年がいかにインターネットを活用していけるのか、参
加者の皆様と考えていきたいと思います。

 学校関係者の方、企業の方、またメディアを研究されている方など、あらゆ
る分野の方のご参加をお待ちしております。


<西田成佑さんプロフィール>
 豊中市立のある中学校に通う中学3年生。目標は経済学で世界の幸福を増や
 すことと語る。TwitterやBlog上で様々な問題提起をしており、それに対す
 る意見や反論に対して経済学を用いて対応している。


<概要>
 1.主催:日本メディアリテラシー教育推進機構(JMEC)
   特定非営利活動法人企業教育研究会(ACE)
 2.日程:2011年4月23日(土)
 3.時間:14:00~17:00(受付13:45より)
 4.会場:港区立御成門中学校
      東京都港区西新橋3丁目25番30号
      http://www1.r4.rosenet.jp/onarimon-j/
 5.参加費:2,000円(大学生以下無料)


<日程>
14:00-14:15 開会&趣旨説明
 14:15-14:30 参加者自己紹介
 14:30-15:30 西田さんと経済学について
        (対談形式で西田さんに話を伺う)
        適宜会場からの質疑応答を交え、西田さんにご意見を伺う
 15:30-15:40 休憩
 15:40-17:00 西田さんのSNS、web利用について
        (対談形式で西田さんに話を伺う)
 17:00-18:00 会場で懇親会


●お申込み
 下記のHPよりお申し込みください。
  http://ace-npo.org/study/2011/20110423.html


※震災の影響で急遽中止とさせていただく場合がございます。
 その場合には、HPおよびTwitterでご連絡させていただきます。

 NPO法人企業教育研究会
HP
   http://ace-npo.org/
  Twitter
   http://twitter.com/ace_npo

 日本メディアリテラシー教育推進機構
  HP
   http://jmec01.org/
  Twitter
   http://twitter.com/jmec01


【本研究会の問い合わせ】
   特定非営利活動法人企業教育研究会(担当:福嶋)
     メール  info@ace-npo.org

2011.04.07

4/16(土)千葉授業づくり研究会「これからのエネルギー環境教育のあり方を考える」

以下のように研究会を開催します。今この状況だからこそ、エネルギー環境教育のこれからを考えます。皆様のご参加をお待ちしています。


●第68回千葉授業づくり研究会●

テーマ:「これからのエネルギー環境教育のあり方を考える」

先日発生した東日本大震災により、電力やエネルギーの問題が日常的に報道されています。今後一人ひとりが持続可能な社会づくりにとりくむためにも、学校教育におけるエネルギー環境教育をいかに行っていくかは、重要な課題になってきています。

これまでも、森林破壊や地球温暖化など、環境問題が深刻になってきたことが背景となり、日本の学校では環境教育にとりくむことの重要性が認識され、生活科や総合的な学習の時間など、様々な観点から環境学習の行われてきました。しかし、今回の震災をふまえて、今後どのように電力の持続可能性を高めていくのか、エネルギー環境教育を通じた次世代育成として何ができるのか、学校教育の中でも再考していく必要があります。

今回は、筑波大学付属小学校の鷲見辰美先生をお招きし、エネルギー環境教育のあり方についてお話ししていただきます。鷲見先生がこれまで取り組んでこられた事例から、これまでのエネルギー環境教育の実践について学んでいくとともに、これからのエネルギー環境教育のあり方についても広く議論出来たらと思います。

<講師プロフィール>
鷲見辰美先生
1964年、愛知県名古屋市生まれ。愛知教育大学卒業後、NTT、岡崎市立小豆坂小学校教諭を経て、筑波大学附属小学校教諭。雑誌「初等理科教育」(農文協)編集委員。理科教育学会、日本初等理科教育研究会の会員。『世界一受けたい授業』に出演するなど、理科教育分野で多方面に活躍中。

■場所 千葉大学教育学部 1号館・1317教室
(JR総武線・西千葉駅もしくは京成千葉線みどり台駅いずれも徒歩10分)
http://ace-npo.org/images/1317room.gif

■日時 4月16日(土) 16:00-18:40
    16:00-16:10 参加者がそれぞれ自己紹介
    16:10-17:10 鷲見先生によるご講演
           「エネルギー環境教育のこれまでとこれから」
           途中、休憩をはさむ
    17:20-18:40 参加者とディスカッション
    (19:00- 西千葉駅近くのお店で懇親会)

■費用: 2,000円(会員は1,000円)なお、学生は無料。
(会員とは、NPO法人企業教育研究会の会員を指します。)

■主催: 特定非営利活動法人 企業教育研究会
千葉大学教育学部授業実践開発研究室
静岡大学教育学部塩田研究室

■参加申し込み方法:
★いずれかの方法でお申し込みください。
1.申し込みフォームより申し込む
以下のURLよりお申し込みください。
http://ace-npo.org/study/form.html

2.FAXで申し込む
1)氏名、2)会員・一般の別、3)ご所属、4)メールアドレス を明記の上、
お申し込みください。(送付先 020-4663-5605)

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