福島県田村市訪問について
学生たちとともに、福島県田村市を応援するプロジェクト「SAVE TAMURA」を進めています。現地の方々と連絡をとらせていただきながら、情報支援を中心に田村市を応援しようという取り組みです。
去る4月30日(土)から5月1日(日)にかけて、学生たちと計6名で田村市を訪問し、地元の方々のお話をうかがってきました。学生による報告は以下のページに掲載されています。
http://blog.livedoor.jp/save_tamura/archives/3098804.html
以下、今回の訪問で私が考えたこと等を掲載させていただきます。当日Twitterで書いたことの再構成です。
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田村市でお話を聞き、まず何より子どもたちの安全を守ることが最優先課題だと再確認しました。年間20mSvという基準でいくのか、1mSvで考えるのかがまずは問題です。 放射線量の測定をこまめに行い、情報を公開することが不可欠だと考えます。また、表土を削って放射線量が下がるのであれば、表土の処理策も含め早急に対応がなされるべきです。子どものまわりの放射線量を減らすことは急務です。
他方、「心の問題」という話も多くうかがいました。原発がまだ収束せず、補償もなしに避難を求められつつある状況で、地域の方々が非常にきつい状況にあると考える必要があります。 田村市の場合には、津波被害のあった地域と異なり、がれきの片付け等の作業をボランティアに求める状況はありません。ボランティアは来ませんが、私たちのように勝手に田村市を応援する者たちの意義もあるのかもしれません。
観光推進についてはいろいろなご意見があることを承知しています。観光という言葉を使わなくてもいいので、人と出会い、話し、地域のよさを体感するような形で田村市を訪問する人が増えることに、私は可能性を感じています。
今回お目にかかった方々が、未曾有の事態の中で何ができるかを考え、さまざまなつながりをつくり、それぞれの思いをもって動いておられることを知ることができたことが、とてもありがたいと感じています。これからも関わらせていただきたいという思いを強くしました。
*田村市の地震による被害は多くないのですが、それでも道路がひび割れていて大型車が通れない道がかなりありました。
*田村市には至るところに一本桜があります。中でも「小沢の桜」はよく知られており、田中麗奈主演の映画「はつ恋」でも使われました。
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