日本教育工学会全国大会、よい形で参加するために
昨日までの3日間、首都大学東京にて開催された日本教育工学会に参加してきました。日本教育工学会の全国大会は大変活気があり、参加者も約1000名と多く、充実した大会です。ただ、それだけにあまり準備をしないで当日参加すると、右往左往してしまいます。他の学会との異同等については検討が必要かもしれませんが、とりあえず記憶が新しいうちに、日本教育工学会の全国大会によい形で参加するために、私がやったことややろうと思ったことを書いておきます。
1.全日程参加する
興味のあるところだけ参加しようとか、あいている時間に観光しようなど思ってしまいがちですが、少なくとも私にはどのプログラムも有意義なので1年前からフル参加できるように日程をあけてあります。費用も確保して、よい場所(大会推薦のところ等)に宿を早めに確保します。懇親会も、ワカモノ飲み会も参加します。なお、プログラムが非常に多いので、事前にプログラムが公開されたら早めに目を通し、自分が参加するものを選んで、プログラム名や会場等の情報をGoogleカレンダーに入れておきます(そうすればスマホですぐに確認できます)。
2.発表をする
早くから大会に向けて発表を準備し、口頭発表もしくはポスター発表をします。発表で得られるものが多いことはもちろんですが、発表をすることで学会メンバーとしての当事者意識がもてます。
3.TwitterやFacebookで発信する
大会前から、大会に参加することをTwitterやFacebookで発信します。自分の発表の宣伝もしますし、大会の事前情報を知ることもできます。準備で疑問があればそれを書くと、詳しい人が教えてくれます。昨年度も今年度も、Twitterではハッシュタグが決まっていました。
4.人見知り対策
実は私は人見知りで、何もない状況でいろいろな人に話しかけるのがあまり得意ではありません。積極的に発信して声をかけてもらうようにしたり、交流が得意な人(私の場合には研究生の元気な学生たち)とともに行動したりすることによって、なんとか交流の場を乗り切れます。名刺を大量に(100枚くらい)持っていき、とりあえず名刺交換するというのも、人見知りにとってはやりやすい人間関係づくりの方法です。名刺交換させていただいた方はFacebookやTwitterを利用している場合が多いので、早めに友達申請したりフォローしたりします。
5.大会中のネット利用準備を万全に
考えたことをTwitterで発信しながら参加すると、発言があまりできなくても考察や交流を深めることができます。関連する論文等を調べることも必要です。どこでもノートPC等をネットにつないで使えるようにしたいものです。問題は電源と接続方法。電源についてはノートPCとiPad+外付けキーボードを併用して対応しました(毎晩充電すれば計10時間以上使用可能)。接続については、今回の首都大学ではWi-Fiが使えましたが、使えない場合もあり、私の場合にはWiMAXとb-mobileの2つの回線を使えるようにしています。
日本教育工学会、私はかなり前から会員なのですが、これまであまり積極的に参加していませんでした。しかし、昨年くらいから力を入れて参加するようにしています。来年は長崎で開催。また1年かけて発表の準備をして、よい形で参加したいと思っています。
« 日本教育工学会第27回全国大会発表「教師が越境する学習の場づくりの成果と課題」 | Main | 「明日の教室」東京分校 英語発音指導への提言 「英語耳」松澤喜好先生を迎えて »
「教育全般」カテゴリの記事
- 大学入学共通テスト 今からでも「混合戦略」に舵を(2019.11.22)
- 日本教育工学会第33回@島根大学 発表資料(2017.09.17)
- 日本における年齢別生存期待率予測(平成27年現在)(2017.04.30)
- ヨミウリ・オンライン藤川連載「ゼノンの逆説~教育の今を読む」スタート(2015.04.10)
- 成績がよい子どもは総じてリア充〜全国学力・学習状況調査を読む(2014.08.25)
The comments to this entry are closed.
« 日本教育工学会第27回全国大会発表「教師が越境する学習の場づくりの成果と課題」 | Main | 「明日の教室」東京分校 英語発音指導への提言 「英語耳」松澤喜好先生を迎えて »
Comments