Twitter

March 2017
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

Recent Trackbacks

無料ブログはココログ

« June 2012 | Main | August 2012 »

July 2012

2012.07.31

千葉大学講義「キャリア教育」最終回資料

 私が担当している千葉大学教育学部の講義科目「キャリア教育」では、今年度、多くのゲストの方においでいただき、授業を進めてきましたが、本日(14:30~16:00)が最終回です。これまでのみなさんのお話を受け、俯瞰的にこれからのキャリア教育を考えていきます。本日私がお話しさせていただく際に使用する資料(レジュメ)を以下に掲載させていただきます。こんな目次案で本を書いても面白いかなと思っています。

---------------------------------------------------------------------------

キャリア教育 第15回 2012.7.31

1.仕事と生活の変化

・ムーアの法則
・少子高齢社会
・国際的な競争、コモディティ化
・日本文化の価値
・「就活」とミスマッチ
・絶望の国の幸福な若者たち(古市憲寿)
・co-working、シェアハウス、創職、weak ties
・エンジェル投資家と再チャレンジ
・ワークライフバランス、ソーシャルビジネス

2.これまでのキャリア教育

・職業観、勤労観とは?
・人間関係形成能力(自他の理解能力、コミュニケーション能力)、情報活用能力(情報収集探索能力、職業理解能力)、将来設計能力(役割把握認識能力、計画実行能力)、意思決定能力(選択能力、課題解決能力)(国立教育政策研究所)
・社会人基礎力(前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力)(経済産業省)
・BtoCばかりの職場体験

3.教科教育とキャリア教育

・間接的なキャリア教育
・学習意欲としての「社会とのつながり」
・1%の奇跡
・デジタル時代にふさわしい教育内容の刷新(教育方法ではなく)
・教養の価値

4.展望、論点

・運、縁、恩
・同質原理から異質原理へ
・セーフティネットとしての「つながり」
・コストパフォーマンスのよい生活
・クリティカル・シンキング
・呼吸をし、代謝ができる学校へ

2012.07.13

今後の研究会等の予定

 私が関わっている研究会等の今後の予定をお知らせします。ご関心をおもちの皆様のご参加をお待ちしております。

第20回明日の教室東京分校 大橋邦吉先生「クラスファシリテーション講座」と「チームビルディング体験」
 7月14日(土)14:00~17:00 教育同人社(東池袋)にて
 アメリカでファシリテーションを学び、クラスファシリテーションを推進する大橋さんの実践的な講座です。
 詳細・申し込み http://kokucheese.com/event/index/41798/

第79回千葉授業づくり研究会 「伝えるためのデザイン-認知科学で『わかる』をつくる-」
 7月21日(土)16:00~18:50 千葉大学教育学部にて
 教材づくりや授業技術向上に役立つデザインの科学をうかがいます。
 詳細・申し込み http://ace-npo.org/study/2012/20120721.html

第5回関西授業づくり研究会 「企業と連携した『ウインナーの手づくり体験教室』」
 7月22日(日)14:00~17:30 大阪市立淡路中学校にて
 企業教育研究会が日本ハム株式会社とともに進める食育プログラムを体験していただきます。
 詳細・申し込み http://kokucheese.com/event/index/41477/

第39回メディアリテラシー教育研究会「山本さんとデジタル技術について~中学生と考える教室の未来~」
 7月28日(土)14:00~17:00 株式会社内田洋行新川本社 東京ユビキタス協創広場CANVASにて
 医療現場のための3D技術等について積極的に発信する中学生、山本恭輔さんとともに未来の教室を考えます。
 詳細・申し込み http://ace-npo.org/study/2012/20120728.html

第3回社会とつながる音楽・教育研究会 「音楽著作権教育と学校での著作物利用について」
 日本レコード協会法務部の楠本靖さんにうかがいます。学校関係者・教育系学生限定の講座です。
 詳細・申し込み http://ace-npo.org/study/2012/20120802.html


 

2012.07.12

大津のいじめ事件に関して

 大津のいじめ事件に関して、昨夜から多くの取材を受けました。本日の東京新聞・中日新聞の記事にコメントが掲載され、今夜20時からのJ-WAVEの番組にも出演させていただきました。そして、今夜24時からのNHK総合テレビ「NEWS WEB 24」にも出演させていただくことになり、今、渋谷のNHKに向かっています。

 私自身の考えを整理するためということもあり、先ほどFacebookに以下の文章を書きました。ブログにも転載しておきます。教育の研究者として何ができるのか、しっかりと考えて放送に臨みたいと思っています。

-----------------------------------------------------------------------

人の命が大切だ、と言葉で言うのは簡単です。しかし、すでに一人の中学生が命を奪われている今、何をどうすることが人の命を大切にすることになるのかが、私を含めたさまざまな人たちに問われていると考えねばなりません。

何が起きていたのか、命が奪われる前にできることはなかったのか、あったとすればなぜそれができなかったのかといったことを、徹底的に考え、話し合うことしか、たぶん私たちにはできないでしょう。しかし、つい数日前まで、こうしたことすら、私たちはできていなかったわけです。

過去のいじめの事例は、本来は重要な教訓となっているはずでした。「あそび」「いじり」のように見えても、深刻ないじめとなっている場合があります。小さく見える差別を教師が否定しなかったことで、教師がいじめを認めたことになり、いじめが深刻化することがあります。「いじめられる側も悪い」などと言って、発達障害をはじめとするコミュニケーションが苦手な子どもを追い詰めてしまうことがあります。明らかな犯罪行為があるのに、学校が警察との協力を拒み、問題が深刻化することがあります。こうしたことはおそらく教育関係者には常識であるはずです。なのになぜ、こうしたことが教訓として活かされなかったのか。

被害生徒が亡くなってしまった後のことについても、過去の事例は教訓となっているはずでした。責任逃れや隠蔽をすれば、被害者遺族や一般の人々、そして生徒たちの信頼を失い、学校は非常に厳しい状態になります。在学生が亡くなるという事態に遭遇した生徒たちには、カウンセラーなどによる緊急のケアが不可欠だったはずです。教師が生徒たちに箝口令をしいたりすれば、生徒たちは教師を信頼できなくなります。

いじめが進んでしまうことを止められなかった何かがあったのか、生徒が死亡したあとで関係者の間に不信を生じさせた何かがあったのか、事実の解明より隠蔽や責任逃れを優先させてしまう何かがあったのか、過去の事件を教訓として活かせない何かがあったのか。それぞれ、何か特別な事情があったと考えないと、解釈ができません。二度とこのようなことが起きないよう、このような悲惨な状況につながった要因を明らかにしていかなければなりません。

微力ながら、いや、亡くなった生徒さんに対しては全くの無力ですが、私は私にできることをやらせてもらいます。

2012.07.11

大津市の「いじめ自殺事件」に関する現時点での見解

 昨年10月11日に大津市の中学生が自殺した事件について、今月に入りさまざまな報道がなされています。この「いじめ自殺事件」に関しては本日の大学の授業「学校と教育」でも一部予定を変更してお話ししましたので、現時点での私の見解をここに記しておきます。

1)被害者が亡くなる以前に、いじめについて多くの生徒が知っていた上に担任も知っていたという状況があり、しかも被害者が担任に相談していたという報道もある。このような中で担任が問題解決のためにほとんど動いていないように見えるが、そうだとしたら異常に思われる。学校あるいは地域において、被害生徒に対する差別的な感情が広がっていて、多くの関係者が「あの生徒はいじめられてよい」と考えていたとしか思えない。何らかの要因があってそもそもひどい差別がなされていたのではないか。

2)被害者が亡くなる前にも亡くなった後も、被害者や親族から警察に相談があったにもかかわらず、警察は被害届を受理せず捜査をしていないと報じられている。これが事実だとすると、警察の対応に強い違和感を覚える。明らかに犯罪と言えることが多く報じられており、警察が刑事事件として動いて当然の事案であろう。実際に本日になって市教委や学校を捜索しているとのことだが、これほど騒がれないと動かない背景には、何か事情があるのではないか。

3)被害生徒の死亡が本当に自殺なのかどうかについても検証が不十分であるように思われる。自殺の練習を繰り返しさせていたという報道もふまえれば、加害生徒たちが自殺を強要した等の可能性は十分に考えられる。警察がどこまでの根拠をもって自殺と判断したのかがわからない。

4)ネットで加害生徒やその家族、あるいは当時の担任教師の個人情報・プライバシーがかなり書かれているようであり、しかも一部では誤った情報が掲載され無関係の人がやり玉に挙げられることもあったようである。ネットにおける過剰な社会的制裁は許されない。なお、市教委や学校が隠蔽ばかりして問題の解決に向かっていないように感じられることが、ネットでの過剰な社会的制裁につながっているとも考えられ、隠蔽をせずに丁寧に情報開示をする必要があったことがわかる。

5)いじめが背景にある自殺が起こっている状況で、学校が残された生徒たちにどのようなケアをしたのかが不明であり、「口止め」が行われていたことをふまえれば、学校が生徒たちのストレスを増大させてしまった可能性が危惧される。本来こうした事件が起こった後は、外部の専門家等の力を借りて関係者のケアを徹底して行うべきだ。

 報道されている範囲から判断するしかないが、今回の学校、市教委、警察などの一連の動きが、かなり異常に感じられる。報じられないことの中に、重要な事実が隠れてしまっているのかもしれない。

(追記)2012年7月12日16:02、誤字を修正しました。

2012.07.02

第28回学習デジタル教材コンクールで「文部科学大臣賞(団体)」をいただくことが決定しました

 先日、公益財団法人学習ソフトウェア情報研究センターによる平成24年度第28回学習デジタル教材コンクール受賞者が発表され、私の研究室を基盤として発足し私が理事長をつとめるNPO法人企業教育研究会による「証明~歴史から現代の技術へ~(アニメーション教材)」が「文部科学大臣賞(団体)」となりました。

(表彰の詳細)
平成24年度 第28回 学習デジタル教材コンクール受賞者発表
http://www.gakujoken.or.jp/ghp/concul/sokuhou24.html

 このデジタル教材は、私どもNPO法人企業教育研究会が独立行政法人科学技術推進機構(JST)による「社会とつなぐ理数教育プログラムの開発」を受託して開発したもので、古代エジプトでの土地の測量から始まった「証明」がユークリッド『原論』で体系づけられ、現代ではコンピュータでしらみつぶしに行う証明法が登場し、古代ギリシャで証明された図形の性質が3D技術等にも応用されているということを、中学生向けの授業で扱えるようにしています。

(教材について)
NPO法人企業教育研究会 社会とつなぐ理数教育プログラムの開発
http://ace-npo.org/info/jst/about/

 教材の詳細については、開発メンバーの一人である阿部学がブログで紹介していますので、ご参照ください。

(教材の詳細)
阿部学ブログ「「平成24年度学習デジタル教材コンクール」で「文部科学大臣賞」を受賞!」
http://abemanabu.jugem.jp/?eid=1009

 NPO法人企業教育研究会が文部科学大臣より表彰を受けるのは、2006年11月の「平成18年度キャリア教育推進フォーラム」での文部科学大臣表彰以来2度目のことです。今回の受賞を励みにして、今後も産学連携による豊かな授業づくり・教材づくりに取り組んでまいりたいと思っております。

 お世話になったすべての皆様に、感謝申し上げます。

【2012.7.10追記】

 以下のページに詳細を掲載いたしました。ぜひお読みください。

http://ace-npo.org/achievements/prize/28_digital_kyouzai.html

« June 2012 | Main | August 2012 »