衆議院の青少年問題に関する特別委員会における意見陳述について
本日、衆議院の青少年問題に関する特別委員会にて、青少年とインターネットに関する問題について、参考人として意見陳述いたしました。青少年インターネット環境整備法の課題と意義、ネットいじめを含む学校教育における現状と課題、福祉犯被害に関する課題、リベンジポルノに関する立法の可能性の4点について、意見を述べさせていただきました。
私の発表資料はこちらです。
審議の模様は、衆議院インターネット中継にてアーカイブが配信されていますので、よろしければご覧ください。
青少年インターネット環境整備法にもとづく民間主導による取り組みは着実に成果をあげており、学校における情報モラル教育もしっかりと行われるようになっていますが、スマートフォンの急速な普及やゲーム機や音楽プレイヤーでのインターネット利用拡大といった状況から問題が起きており、そうした問題への対応が法的に必要かどうかについて意見を述べました。私としては、基本的に法制化を急がずに各関係者の自主的な取り組みを進めていくことが必要であるが、そうした取り組みだけで足りない部分があれば法的な対応を検討する必要があるというスタンスでお話ししました。
議員の方々が大変丁寧に質問してくださり、充実した議論がなされたと感じています。なんでも規制すればよいとか、すべて家庭の責任であるといった極論はなく、真摯に問題解決を目指す議論が志向されていました。貴重な機会を与えられたことに感謝しています。
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